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2012.12.26
  [レポート]
 
 
夜景鑑賞の最高シーズン!
なぜ、夜景は冬がキレイなの?
 
 
 
 

 
本当に寒い日々ですね。この時期、あちこちで「冬は夜景が最高ですね!」と聞かれますが、その多くは「空気が澄んでいるから」という答えを待ち構えているようです。 ふむふむ、確かに間違っていませんが、100%正解とは言えません。「冬=夜景がキレイ」という前に、キレイという表現が私には意味不明なのです。つまり、「美しい」とか「キレイ」という言葉は、非常に主観的なもので、客観視された表現ではありません。なので、夏の夜景がキレイと思う人がいれば、それはそれでアリになってしまうのです。「美しい」も同じです。光量の少ない地味な夜景を美しいと思う人もいれば、美しくないと思う人もいます。う〜ん、言葉って難しいですね。

しかしながら「冬=夜景がキレイ」という人の気持ちは分かります。もちろん、空気が済んでいる…という事実も理解できます。そこで私としては、こう表現したいのです。「冬=遠くの光が良く見える」と。冬は西高東低の気圧配置により、冷たく乾いた大気が三層構造の雲の低層域に入り込みます。これにより、低層や中層域にある淀んだ大気が高層へと押し上げられるのです。つまり、光化学スモッグ等による塵も一緒に高域に飛んでいってしまうので、結果、遠方までの視界がクリアになるという訳です。そう、遠くまで見えるからこそ、普段見えない光粒まで見えてきて、夜景がキレイ!という表現になってしまうのですね。

さて、一年で最高の鑑賞時期は一体いつなのでしょうか?20年間調べて続けた結果、答えは「1月1日〜1週間」という感じしょうか。この期間、物流の中核を成すトラックの交通量が激減します。よって、排気ガスが最も少なくなり、さらに空気中の塵が目立たなくなるのです。同じ冬でも全然違いますよ。

ということで、正月は初詣だけではなく、その帰り道にでも夜景を見に行ってみましょう。それも、なるべく標高が高いところへ。もちろん、大パノラマを楽しめる高層ホテルでも良いですよ。深夜の空色は深い青色に満ちて、宇宙の広さをリアルに感じられます。ぜひ、この貴重な時期を活用してみてください。

※写真は夜景ガイドにどうぞ。「最新版日本夜景遺産」です。全国160カ所の選ばれた夜景が掲載されてます!

 
 
 
 
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夜景評論家 丸々もとお
 
丸々もとお[スーパー夜景サイト]
http://www.superyakei.com

「夜景評論家」(R)で夜景観光のパイオニア。立教大学観光学科卒。ぴあ、リクルート等を経て独立。 観光学、景観学、色彩心理学など学際的に評論する独自の「夜景学」を構築。執筆活動のほか、イベント、飲食&展望台プロデュース、地域活性、各マスコミ等で活躍中。神戸市、横浜市、長崎市、川崎市等の夜景観光アドバイザーを歴任。「夜景検定」の総監修。全国に広がる“工場夜景クルージング”の仕掛け人で、テレビ東京系「ソロモン流」で夜景の賢人として紹介。
 

 
 
 

       
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