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2012.5.22
  [レポート]
 
 
なぜ私たちは夜景に惹かれるのか?
その理由を考えてみましょう。
 
 
 
 

 
闇の美しさを再発見させる炎。炎が闇を意識させ、深い闇があって炎のゆらぎの美しさが際立ちます。炎の姿かたちは恐怖感、生命力、暖かさのほかに、浄化、再生などといった宗教的イメージをも連想させながら私たちの本能を揺さぶります。蝋燭や行灯、囲炉裏など日本の明かりの文化の歴史の上でも、炎は光源や熱源として長い間主役の座を占めてきました。しかし明かりとしての機能だけでなく炎は、「の能」(神事能:薪の宴で行う能とは別の野外能)の「焚き火(薪の火)」、「鵜飼火」の「火振り」、霊魂を迎え送るための礼に利用される「迎え火」「送り火」、夜祭、花火など日本の伝統文化とも密接な関わりがあります。また万葉集や古今和歌集、古代の建築物から、日本人は観月の文化を古くから持っている民族であることがわかります。

さて現代においては、蛍光灯や白熱灯、ナトリウム灯といった人工的な照明が夜間景観を生み、楽しまれるようになりました。函館、神戸、長崎といった日本三大夜景だけでなく、日本の夜景をブランド化した「日本夜景遺産」のような全国147所の夜景地にも多くの人々が訪れています。ここ20年の間に、夜景を鑑賞する年齢層も広がり、夜景鑑賞を観光のテーマに据えるなど、かなり成熟してきたと言えるでしょう。

しかし人工的な明かりでさえ、これほどまでに急速に広がった夜景鑑賞の理由は何でしょう。それは前述のような、日本における炎や観月の文化との密接な関係性が根底にあることはもちろん、それ以上に人間の本能が成せる必然と言えるかもしれません。
 
 
 
 
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夜景評論家 丸々もとお
 
丸々もとお[スーパー夜景サイト]
http://www.superyakei.com

「夜景評論家」(R)で夜景観光のパイオニア。立教大学観光学科卒。ぴあ、リクルート等を経て独立。 観光学、景観学、色彩心理学など学際的に評論する独自の「夜景学」を構築。執筆活動のほか、イベント、飲食&展望台プロデュース、地域活性、各マスコミ等で活躍中。神戸市、横浜市、長崎市、川崎市等の夜景観光アドバイザーを歴任。「夜景検定」の総監修。全国に広がる“工場夜景クルージング”の仕掛け人で、テレビ東京系「ソロモン流」で夜景の賢人として紹介。
 

 
 
 

       
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